Home > 特集・攻略 > 特集 > SHADOWGUN 開発者インタビュー:MADFINGER Games

SHADOWGUN 開発者インタビュー:MADFINGER Games

SHADOWGUNはクォリティーの高いグラフィックを披露し、各メディアで注目を集めたサードパーソンシューティング(TPS)ゲームアプリです。そのSHADOWGUNのデベロッパー、MADFINGER GamesのCEO、Marek Rabasに今後のアップデートプランなどについて話を聞いてみました。


MADFINGER Games(以下、MFG)の企業概要及び自己紹介をお願いします。

MR:私はMarek Rabas(以下、MR)と申します。MFGのCEO兼プログラマーです。MFGは私とその他3名が2010年5月に立ち上げた会社です。これまでにSamurai: Way of the Warrior(日本語名:武士:勇者之路)とSamurai II: Vengeanceをリリースしています。この2本は日本でも良く売れました。Shadowgun(以下、SG)の開発にあたり人員増強を行い、現在では総勢11名の会社となっています。

 

MFGはチェコ共和国の会社ですが、同国のゲーム産業は盛んなのでしょうか?

MR:はい。ゲーム産業はかなり長い歴史があります。Illusion Softworks、Pterodon、Bohemia InteractiveなどがPCや家庭用ゲーム機向けのゲームを開発し、業界を牽引してきました。今、一番大きなゲーム会社は2K Czechです。日本でも有名なサイレントヒルの新作は、Vatra gamesが現在開発しているそうです。

 

MFGはすでに何本もAppStoreでアプリをリリースしています。もともと、何が動機となって「App Storeでゲームアプリを売ろう」ということになったのでしょうか?

MR:規模の大きいゲーム開発に辟易したからでしょうか。プロジェクトチームの人数も多いですし、開発期間も長く、プロデューサーやパブリッシャーとも折り合いをつけなければなりません。しがらみとか関係なく、自分達で全てやってみたかったというところです。AppStoreはパブリッシャー抜きにゲームを発売出来るチャンスを私達に与えてくれました。独立系のゲーム開発企業ですが、今はものすごく幸せです。

 

SGの開発期間は?

MR:6名のチームで7ヶ月です。

 

SGはAppStoreのアプリの中でも最高峰クラスのグラフィックを実現していると思います。Unityエンジンを使っていますが、技術的に難しかった部分があれば教えてください。

MR:iDeviceのスペックに収まる範囲内で、Unityの性能をどうすれば最大限引き出せるかに尽きますね。ゲームを作ること自体は難しいものではありません。ただし、実機上のテストでスムーズに動かないと試行錯誤の連続になります。

 

SGをレビューしたiHaitからの質問です。

iHaitです。私の評決に関し、いろいろと質問事項を投げていただきありがとうございます。78点という点数はさておき、MFGの技術力の高さには驚かされました。今後の展開から目が離せません。

MR:ありがとうございます。私達の目標はiDeviceで見た目が一番美しく、ゲームプレイも面白いゲームアプリを開発することでした。もしShadowgun 2をリリースすることになれば、続編はもっと良くなっていくと思います。ちょうど、ギアーズ・オブ・ウォー(Gears of War)が、1作目より2作目、2作目より3作目と続編を重ねるごとに向上していったようにね。

 

 

今後のアップデートについて教えてください。バランス修正等の予定はありますか?個人的にはハードランクを難しくしたり、サバイバルモードなんかがあれば良いなと思っています。

MR:残念ながら今のところバランス修正に関するアップデートは予定しておりません。ユーザーからのフィードバックもあり、何が足らないのかは把握しています。手を入れたいのはやまやまですが、技術的に容量の問題があって難しいところです。マルチプレイに関しては新しい要素が加わっていく予定です。

 

マルチプレイが実装されるようですが、本当にあのグラフィックでスムーズな対戦が可能なんでしょうか?

MR:マルチプレイは実装します。技術的に難しい面もありますが、今のところフレームレート(Frames Per Second)も安定していますし、理想的に動いてくれています。それほど大きな問題なく実装できると考えています。

 

新しい武器の追加等はありますか?

MR:はい、追加します。

 

今後、個人的にトライしてみたいジャンルのゲームがあれば教えて下さい。

MR:すいません、今はちょっと具体的には申し上げられません。ただ、これまでよりさらに血まみれのゲームを考えていたりはします。

 

サムライが好きみたいですが、日本の文化や食べ物などに興味はありますか?

MR:新婚旅行は日本に行きました。バックパックの格安旅行でしたが、3週間滞在しました。ここ数年、天真正伝香取神道流を学んでいます。日本は大好きです。歴史、人、そしてなんといっても素晴らしいゲームがたくさんありますしね。イコ(Ico)、ワンダと巨像(Shadow of Collosus)、大神(Okami)なんかは最高傑作でしょう。いつの日か、また日本を訪れてみたいです。

 

グラフィック重視のゲームは度々、「グラフィックは素晴らしいけど・・・それだけ」といった批評がされます。こういった批評に対して反論はありますか?

MR:ユーザーは「携帯ゲーム」だという事実を忘れていると思います。いまだにギアーズ・オブ・ウォーの最新作が携帯で遊べるようにはなっていません。遊べるようになったとしても、「携帯ゲーム」から得られる収益は家庭用ゲーム機とは比べ物にならないくらい低いものになります。SGはPS3やXBOX 360用のゲームではないので、家庭用ゲーム機用のゲームとは競争相手にすらならないでしょう。「携帯ゲーム」としては良く出来たという誇りもありますし、愛着もあります。:)

 

ユーザーからのフィードバックはどういった内容のものが多いのですか?

MR:Samurai II: Vengeanceの時よりも多くのファンからフィードバックをもらっています。twitter上でもいまだにSGに関するつぶやきも多く見かけます。当然、SGに不満のあるユーザーからのフィードバックもあります。操作性が気に入らないユーザーもいれば、ゲームプレイが気に入らないユーザーもいます。ユーザー全員を満足させることは現実的には不可能でしょう。レビューに関しても賛否両論といったところです。Kotakuは好意的ですが、Touch Arcadeは批判的です。片方が賛辞を言えば、もう一方で悪口を言われるのには正直驚きました。どう分析すればいいのでしょうか。一つだけ確実に言えるのは、今後もゲームプレイに注力していくということだけです。

 

自社製のゲームアプリ以外では、AppStoreのどういったゲームアプリがお気に入りですか?

MR:個人的趣味で遊ぶゲームアプリもあれば、研究用に遊ぶゲームアプリもあります。最近FIFA 12を購入しました。演出が素晴らしいゲームアプリです。FishlabsのGalaxy on Fireや、Crescent Moonのゲームアプリなんかが好きです。

 

Infinity Blade 2が12月にリリースを予定されています。UnrealエンジンのInfinity Blade 2と、UnityエンジンのSGのどちらが「ベストグラフィックゲーム」の称号にふさわしいゲームアプリになるのでしょうか?

MR:Infinity Blade 2のプロモーション・マーケティング力の前には逆立ちしても太刀打ちできませんよ。:)

 

日本人ユーザーへのメッセージはありますか?

MR:日本語対応しなかったことはご容赦ください。まだSGを購入されていない人がいれば、是非ご購入ください。Android端末しか持っていないという人でも、近日中にAndroidで遊べるようになります。NVIDIAのチップが搭載されたAndroid端末をお持ちのユーザーはきっとびっくりすると思います。お楽しみに。:)

インタビュー:AppsJP 翻訳・編集:Boat PPL




Scroll To Top