今月2回目の特集はカードゲーム。トランプ以外のカードゲームで、長い期間楽しめそうなコストパフォーマンスの高い良質な作品を5点セレクトしました。カードが活躍するボードゲームも含めています。秋の夜長のお供が見つかりますように!
塔をずんずん建設する、1対1の対戦カードゲーム『Two Towers』。すべて英語ですが、カードテキストは単純でルールも簡単です。自分の塔を育てるカード、相手の塔を邪魔するカード、魔法カードの3種を駆使して勝利を目指します。難易度は低めで、カードの引きに勝敗が左右されることが多い作品。悪く言えば「運ゲー」、よく言えばランダム要素が強く飽きが来づらいといえるでしょう。ゆるく楽しみたいときにはぴったりです。中世風味のイラストも魅力的。
ジャンル: カード
開発: FireBlink
価格: 100円
対応OS:iOS
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ダークファンタジーの空気漂う『Kard Combat ™』は、世界的なトレーディングカードゲーム「Magic:the Gathering」の生みの親、Richard Garfield氏ががデザインコンセプトを担当した「Spectromancer」をベースにした名作候補。意外におもしろいという好評レビューが相次いでいます。言語は英語のみ。追加のカードパックとキャラクターには別途購入が求められます。ゲームのフィーチャーを完全に楽しむには600円が必要になることをお知らせしておきます。
ジャンル: カード/ストラテジー
開発: Hothead Games Inc.
価格: 無料(アプリ内課金あり)
対応OS:iOS
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とことん和風! セガの『源平大戦絵巻』は源平の戦いをテーマにしたタイトルです。まさに絵巻のようなグラフィックは、ほかとは一線を画するもの。カードゲームとタワーディフェンスのハイブリッド的存在です。イロモノ感のある見た目を裏切る本気の作品としてデザインされており、理想のデッキを作るには追加のカード購入が必要になるかもしれません。ゲームの雰囲気を知るために役立つ、『源平大戦絵巻+』というライト版が用意されています。
ジャンル: カード/タワーディフェンス
開発: SEGA CORPORATION
価格: 400円(アプリ内課金あり)
対応OS:iOS
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『Ticket to Ride Europe Pocket』は、紳士淑女の優雅なヨーロッパ鉄道旅行をテーマとしたボードゲーム。列車カードを使って旅のルートを引いていきます。購入後すぐに遊べるほどルールは簡単。積み木のような列車を並べていく、素朴な楽しさがあります。こちらは英語のみですが、iPad版の『Ticket to Ride』は完全日本語対応となっており、さらに遊びやすく。しかし、iPhone版の『Ticket to Ride Pocket』は別アプリ扱いで、日本語化もされていないのが困り者です。
ジャンル: ボードゲーム
開発: Days Of Wonder, Inc.
価格: 200円(アプリ内課金あり)
対応OS:iOS
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iPad専用の『禁断の島 – Forbidden Island』はカードを効果的に使った本格ボードゲーム。未知の島を描いたイラストはどれも美しく、iPadの大きな画面で心ゆくまで楽しめます。本作は対戦ではなく、プレイヤー同士の協力が肝心となるゲーム。最大4人までの探検チームを組み、島の秘密を解き明かしていきます。ひとりプレイで複数の冒険者を操作して遊ぶこともできます。古代帝国の秘密、そして財宝を手に入れて生きて脱出することができるでしょうか? プレイするたび物語が生まれるドラマチックなゲームです。日本語化も行われておりプレイは快適。
ジャンル: ボードゲーム
開発: Button Mash Games Inc.
価格: 500円(アプリ内課金あり)
対応OS:iOS
禁断の島 – Forbidden Islandをダウンロード(for iOS)