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プレイガイド
謎のエネルギー体「零因子」と、失踪したロックウッド夫妻の足跡を辿るパズルアドベンチャーゲームです。
妻のアビゲイル・ロックウッドが相続したワルドグレイブ邸の屋根裏に保管されていた「不思議なドールハウス」。その仕掛けを解いていく事で物語は進展します。
画面をスワイプで視点移動、注目したい場所にはダブルタップ、離れたい場合はピンチイン、これが探索の基本操作となります。
入手したアイテムはタップする事で詳細を確認できます。アイテムによっては詳細画面での操作が必要になる場合もあります。
入手したアイテムを適切な場所にドラッグ&ドロップする事で設置、使用できます。
画面右中央に表示された「接眼鏡」ボタンをタップすると、通常見えないものが見える様になります。
画面左上に表示された「?」ボタンをタップすると、次にすべき行動のヒントを聞く事ができます。
ドールハウスに仕掛けられた謎を解き明かし、零因子と夫妻の真相を究明していきましょう。
解説
…大分ご無沙汰になってしまい、申し訳ありませんでした!どうも、レビュワーのSamkazeです。実のところ、レビューを掲載していない期間も様々なアプリに手を出していたのですが、「大作だから多くのゲーム情報サイトで記事にするでしょ。」とか「配信開始から少し経過しちゃったし、タイムリーじゃないよね。」等々、ありとあらゆる言い訳でレビュー逃れしていたら「クビにするぞ?」と脅されたため、急ぎ本稿を書き綴った次第です。…すみません、ウソです。いつもの文字数嵩増しです。さて、久しぶりのレビューとなる今回は圧倒的なグラフィッククオリティの高さで多くのユーザーを魅了する「The Room」シリーズの最新作を紹介したいと思います。果たして、シリーズの名に恥じぬ作品となり得ているのか…早速レビューしていきましょう!
―今回は最初から日本語対応!
今までのシリーズ作品も別タイトルとして日本語対応版が出ていたのですが、如何せん配信開始までの期間(約2~3年)が長く、待てずに日本語未対応版をダウンロードした方も多いのではないでしょうか。今作(正確には前作のThree含む)からパブリッシャーがNetEase Gamesに変更となり、海外での配信開始から約2ヶ月という早さで日本語対応版が配信開始となりました。その対応の早さだけで好感が持てなくもないのですが、翻訳に失敗していて全く内容を把握できなかった(楽しめなかった)という作品も多々あるため、その辺はどうなのか…気になるところですよね。実際どうだったのかというと、プロフィール作成画面から本作を「Three」と間違えて表記しています…アイタタタ。しかし、それ以降間違っている様に感じた部分はなく、日本語大好き人間のSamkazeもしっかりと物語を理解した上でエンディングを迎える事ができました。言語に囚われない謎解き要素だけでも十分に楽しめるシリーズだと思っていたのですが、やっぱり物語も楽しめてこそThe Roomだ!と改めさせられる、そんな作品でした。
夫妻のそれぞれの思いを受け止めつつ、仕掛けを解いていくこの雰囲気…最高です!
―グラフィック以外の改善点も!
今作も水の表現や木の質感といったグラフィック面に一切の妥協がなく、その点に於いては「素晴らしい!」の一言なのですが、グラフィッククオリティの高さはシリーズ全体に言える事であり、過去作からそれ以外に何の改善点も見受けられなければ、1人のユーザーとしてそこまでオススメできなかったと思います。…では、一体どこが改善されたのか?私が一番に感じたのは「部屋移動の煩わしさが無くなった」事です。Threeでは中央広間から枝分かれする様に各部屋が繋がっていたため、違う部屋で使用するアイテムを見つけた場合、その部屋から中央広間を経由して目的の部屋に移動する必要があり、その往復が地味に面倒でした。今作はというと、書斎やキッチン、中庭といった区分けは今まで通りあるものの、全て1つのドールハウスの中で完結しているため、外観を通して簡単に移動できる仕様となりました。人によっては少しの違い程度の話なのかも知れませんが、その「少し」でも作品を良くしようとする姿勢が、熱意が本作をより一層輝かせているのではないでしょうか。
内側と外側で見えるものが違うといった演出も、相変わらずの素晴らしさがありますけどね!
強いて残念な点を挙げるとすれば、それは「エンディング後に感じるボリュームの少なさ」でしょうか。違和感のないしっかりとした日本語、煩わしさを感じない部屋移動もあって、今作はシリーズ随一と言える程サクサク物語が進展します。それ故に少しネタバレとなってしまいますが、前作にあった様なマルチエンディングもない1本道の展開は遊び手次第でかなり呆気なく感じてしまうと思います。…とはいえ、エンディングまでノンストップで進めてしまう=面白さが最後まで続くという点は大きく、パズルアドベンチャーゲームとして最も有名であろうMYSTの様に島中を探索する面白さがなくとも、「これはこれで最高のパズルアドベンチャーゲームだ!」と言わせる実力を持った作品だと私は思いました。
アプリ概要
ジャンル:パズル
開発:NetEase Games
価格:¥600
対応OS:iOS